私が体験した印刷方式について少し書いてみます。
約30年前には、FMスクリーニングや高精細印刷の技術もまだ確立されていなかった気がします。プロセスカラー(CMYK)印刷の場合AM175線が主流でした。デジタル化が進むにつれFMスクリーニングが登場。当時はAM175線で表現できなかった細やかなディテールが表現できる事に驚きました。特に色の再現性(オレンジ、グリーン)等で濁りが無く綺麗に印刷出来る事が可能になりました。
現在では、印刷会社のレベルは、ほぼ同等(印刷機械も同等レベル)になっていて、仕上がりも大差ありません。
他社との差別化を図る最大の手段は、やはり人力ではないでしょうか。
良い仕事をする印刷所は、細部まで目配りが行き届きとても丁寧な印象を受けます。
価格が少し高くても丁寧な仕事をしてくれる方を選ぶと思いますがいかがでしょうか?
*AMスクリーニング
規則正しく並んだ点(網点)の大きさを変えて階調を表現する一般的な印刷方式。
*FMスクリーニング
ランダムに配置された小さな点の密度で階調を表現する高精細印刷方式。
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